若い才能のためのインフラ

昨日はGotch が主催するレーベルのライブにお邪魔しました。

久しぶりに楽屋で話してみると、いま若いアーティストがなかなか音源を作れないとのこと。CD盤が売れなくなっている近頃、iTunes などオンラインだけではマネタイズが難しい。。。だから、才能のあるアーティストがいても音源のバジェットないから作れない、だからなかなか売れないという負のスパイラル。

それを打開すべく、Gotch たちは独自のレーベルonly in dreams を作り、コンピレーションアルバムを出し、自分より若いアーティストたちに音源を作る機会を与えてあげている。エライ!!
(http://www.onlyindreams.com/disks/oid/gifted.html)

もちろん持ち出しも多くなるだろう。「とんとんになればいい」とのこと。
心意気がいいなぁ。

映画界では、古くは日活ロマンポルノから、Vシネ、J Movie Wars など、若い監督にデビューや腕試しの機会を与える枠組みがあったけど、この頃はなかなか聞かないなぁ。一部の映画大学ぐらいだろうか。

僕は(アメリカだが)ADから叩き上げで小さな作品を作ってきたので、若い人たちが才能を伸ばせるインフラは、日本映画界でもっともっと整備されるべきだと思うし、自分にいつか機会があればやりたいと思っている。

Atsushi Funahashi 映画作家。「過去負う者」「ある職場」(東京国際映画祭2020)「ポルトの恋人たち 時の記憶」(主演柄本佑, ロンドンインディペンデント映画祭最優秀外国映画)「道頓堀よ、泣かせてくれ! Documentary of NMB48」「桜並木の満開の下に」「フタバから遠く離れて」「谷中暮色」「ビッグ・リバー 」(主演オダギリジョー)「echoes」を監督。著書に「まだ見ぬ映画言語に向けて」(吉田喜重との共著)A Tokyo-based filmmaker. Directed “COMPANY RETREAT”(Tokyo IFF), "LOVERS ON BORDERS"(Best Foreign Future LONDON INDEPENDENT FF 2018), "NUCLEAR NATION I&II", "Big River"(all premiered at Berlinale), "echoes". His book include “Undiscovered Film Language” (Co-written with Kiju Yoshida).

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