終戦記念日を前に思う

TBS終戦ドラマスペシャル「歸國」(脚本倉本聰)をいま見た。戦後高度経済成長&デフレ後の日本人は豊かだけど、先行き不安で信念を見失っている。そんな今、戦前・戦中の日本人が持っていた清貧の精神性(「貧幸」という造語が登場!)に立ち返ろう、という論理。「ゲゲゲの女房」にも通じる時代の流れだと思った。
この過去への内省・郷愁のブームは、日本経済が立ち直らない限り、しばらく続くのだろうか。

Atsushi Funahashi 東京、谷中に住む映画作家。「道頓堀よ、泣かせてくれ! Documentary of NMB48(公開中)」「桜並木の満開の下に」「フタバから遠く離れて」「谷中暮色」「ビッグ・リバー 」(2006、主演オダギリジョー)「echoes」(2001)を監督。2007年9月に10年住んだニューヨークから、日本へ帰国。本人も解らずのまま、谷根千と呼ばれる下町に惚れ込み、住むようになった。

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