KINOTAYO: Festival Du Cinema Japonais Contemporain 金の太陽映画祭コンペティションで上映!

パリで日本映画だけに特化した映画祭に参加してます。他には、大森監督の「ケンタとジュンとユカちゃんの国」など20本ばかり上映されてるのだが、中でも音楽家であり映像作家である高木正勝さんのドキュメンタリー『或る音楽』は出色ではないか?クエスチョンマークなのはまだ見ていないからで、しかし高木さんのピアノ&プロジェクションによるライブパフォーマンスを昨晩体験した身から言わせて貰うと、センスに疑いの余地無し。ショットの官能を捉える視点と、年齢からは想像できない熟達した力ある音(バレンボエムを思い出す)は圧倒的だった。
「谷中暮色」の上映では、やはりというか、谷中を知っているフランス人がこれだけ居るのか、と改めて驚く。若者は本を読まなさすぎる、幸田露伴も読んでいないのか、と劇中キャラクターを執拗に批判する人もいたのは新鮮だった。

Atsushi Funahashi 映画作家。「過去負う者」「ある職場」(東京国際映画祭2020)「ポルトの恋人たち 時の記憶」(主演柄本佑, ロンドンインディペンデント映画祭最優秀外国映画)「道頓堀よ、泣かせてくれ! Documentary of NMB48」「桜並木の満開の下に」「フタバから遠く離れて」「谷中暮色」「ビッグ・リバー 」(主演オダギリジョー)「echoes」を監督。著書に「まだ見ぬ映画言語に向けて」(吉田喜重との共著)A Tokyo-based filmmaker. Directed “COMPANY RETREAT”(Tokyo IFF), "LOVERS ON BORDERS"(Best Foreign Future LONDON INDEPENDENT FF 2018), "NUCLEAR NATION I&II", "Big River"(all premiered at Berlinale), "echoes". His book include “Undiscovered Film Language” (Co-written with Kiju Yoshida).

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


先頭に戻る