Anthony Mann & B Movie productions.

吉田広明氏の大著「B級ノワール論 ハリウッド転換期の巨匠たち」を読んでいる。Anthony Mann は改めて偉大なのだ、と実感しつつ、1940年代の初期の作品について読み進めてみると、Republic Pictures, PRC(ウルマーが活躍した)、Eagle-Lion Films とB級映画独立製作会社ばかりを転々としていたことを知る。その中からT-Men、Desperate (死に物狂い、撮影はなんと12日!予算は1000ドル!)のような傑作が生まれたのだと。心底、敬服いたしました。Republic Pictures で撮影監督John Alton と出会い彼の元で「映画作りのコツ」を学んだり(Alton 談)、スタージェスの下について「サリヴァンの旅」(1941)撮影に携わったりと、低予算映画の闘争の渦中にあってこそ、後世決定的と思われる出会いがある。Mann については、いつかまとめたいと思っている。

Atsushi Funahashi 映画作家。「過去負う者」「ある職場」(東京国際映画祭2020)「ポルトの恋人たち 時の記憶」(主演柄本佑, ロンドンインディペンデント映画祭最優秀外国映画)「道頓堀よ、泣かせてくれ! Documentary of NMB48」「桜並木の満開の下に」「フタバから遠く離れて」「谷中暮色」「ビッグ・リバー 」(主演オダギリジョー)「echoes」を監督。著書に「まだ見ぬ映画言語に向けて」(吉田喜重との共著)A Tokyo-based filmmaker. Directed “COMPANY RETREAT”(Tokyo IFF), "LOVERS ON BORDERS"(Best Foreign Future LONDON INDEPENDENT FF 2018), "NUCLEAR NATION I&II", "Big River"(all premiered at Berlinale), "echoes". His book include “Undiscovered Film Language” (Co-written with Kiju Yoshida).

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