「性と侵略 軍隊慰安所84か所 元日本兵らの証言」を読んだ。

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中国、朝鮮半島、東南アジアにどれだけ夥しい数の慰安所があったのか。
強制的に連れてこられた女性も多かったし、仕事の内容は知らされず、いい給料の仕事だといわれて連れて来られた人も多かった。
これだけの慰安所に慰安婦を”配備”するには、そうやってダマして連れてこないと無理に決まっているのは容易に想像がつくけど、現地で自ら体験した兵士の証言を聞くと、我が身のことのように実感が湧く。
これは国家による強姦である。
 
払った金はエクスキューズに過ぎない。
といっても、慰安婦たちがもらった軍票と呼ばれる日本軍発行の現地紙幣は、敗戦により紙クズとなった。トランクいっぱいに詰めた軍票を今でも覚えている、と兵士はいう。
従軍慰安婦の歴史に興味ある人には、おすすめです。
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1101129641

Atsushi Funahashi 映画作家。「過去負う者」「ある職場」(東京国際映画祭2020)「ポルトの恋人たち 時の記憶」(主演柄本佑, ロンドンインディペンデント映画祭最優秀外国映画)「道頓堀よ、泣かせてくれ! Documentary of NMB48」「桜並木の満開の下に」「フタバから遠く離れて」「谷中暮色」「ビッグ・リバー 」(主演オダギリジョー)「echoes」を監督。著書に「まだ見ぬ映画言語に向けて」(吉田喜重との共著)A Tokyo-based filmmaker. Directed “COMPANY RETREAT”(Tokyo IFF), "LOVERS ON BORDERS"(Best Foreign Future LONDON INDEPENDENT FF 2018), "NUCLEAR NATION I&II", "Big River"(all premiered at Berlinale), "echoes". His book include “Undiscovered Film Language” (Co-written with Kiju Yoshida).

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