岡田監督批判を続けてきた評論家はどう切り返すのか?

W杯で日本代表が決勝トーナメント進出を決めたのは、ファンとしてとても喜ばしいことだ。中村俊輔や楢崎を外して、イキのいい松井や大久保、川島を登用した岡田監督の現場責任者としての才能と集中力に拍手を送りたい。 今後、さんざん岡田JAPANをこき下ろしてきたスポーツ評論家諸氏の対応が気になるところ。Twitter では岡ちゃん、ごめん!的な謝罪書き込みが多いらしいが、評論家はそれだけじゃすまされない。日々調子の波が浮き沈みする選手と対峙して、調整を続けるのが現場であり、それを調整試合の結果のみで評価するのには限界があることを、今回の代表躍進で思い知っただろうから、それをしかるべき批評として言説化するべきだろう。単にごめんなさい、悪かったではすまされない。この際、恥をかなぐり捨て、いかにスポーツ的感性がいかに自分から欠落していたのか、自己評価をやってもらいたいところだ!

Atsushi Funahashi 映画作家。「過去負う者」「ある職場」(東京国際映画祭2020)「ポルトの恋人たち 時の記憶」(主演柄本佑, ロンドンインディペンデント映画祭最優秀外国映画)「道頓堀よ、泣かせてくれ! Documentary of NMB48」「桜並木の満開の下に」「フタバから遠く離れて」「谷中暮色」「ビッグ・リバー 」(主演オダギリジョー)「echoes」を監督。著書に「まだ見ぬ映画言語に向けて」(吉田喜重との共著)A Tokyo-based filmmaker. Directed “COMPANY RETREAT”(Tokyo IFF), "LOVERS ON BORDERS"(Best Foreign Future LONDON INDEPENDENT FF 2018), "NUCLEAR NATION I&II", "Big River"(all premiered at Berlinale), "echoes". His book include “Undiscovered Film Language” (Co-written with Kiju Yoshida).

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


先頭に戻る