注意を散漫に! To Distract Yourself.

「Deep in the Valley 谷中暮色」の宣伝会議。ポスター、チラシなど素材を作り直すことに。ベルリンなど海外映画祭用に作った、五重塔が燃え上がっているイメージは国内向きではないとのこと。前作Big River の時も、自分がよし!と思ったショットがポスターには向いてないと言われたり、作り手の思いこみと、宣伝イメージとは全く異なるんだなぁと実感。来週、ポスター用に写真素材を再撮影します。
ポッドキャストでいつもNPR Fresh Air を聞いている。今日のゲストにWoody Allen。 自分は子供のころスポーツ万能で、学級班を仕切るリーダータイプだったのだが、殆どの人はBrooklyn Cony Island のジェットコースターの下に家があって(「アニーホール」)誰とも口の聞かずにコミックばっかりを読んでいた自閉症の子供だったと思っているそうだ。人生は唯でさえ苦しみが多く、憂鬱で、プレッシャーだらけなんだから、小さな笑い・喜び(Pleasure)を楽しんでいたい、そうやって自分の注意を散漫にさせる(”Distract myself”)のが鬱を防ぐのだそう。Allen らしいユーモアは現代日本に必要なんじゃないだろか?新作”Vicky Christine Barcelona (それでも恋するバルセロナ)”も、シネフィル必見というわけでも何でもないのに、やっぱり見に行くだろう。自分をDistract するために。

Atsushi Funahashi 映画作家。「過去負う者」「ある職場」(東京国際映画祭2020)「ポルトの恋人たち 時の記憶」(主演柄本佑, ロンドンインディペンデント映画祭最優秀外国映画)「道頓堀よ、泣かせてくれ! Documentary of NMB48」「桜並木の満開の下に」「フタバから遠く離れて」「谷中暮色」「ビッグ・リバー 」(主演オダギリジョー)「echoes」を監督。著書に「まだ見ぬ映画言語に向けて」(吉田喜重との共著)A Tokyo-based filmmaker. Directed “COMPANY RETREAT”(Tokyo IFF), "LOVERS ON BORDERS"(Best Foreign Future LONDON INDEPENDENT FF 2018), "NUCLEAR NATION I&II", "Big River"(all premiered at Berlinale), "echoes". His book include “Undiscovered Film Language” (Co-written with Kiju Yoshida).

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